ヤマハ RGX821の場合
今回は友人からお借りしたヤマハのギター
RGX821のリペアをやっていきます
ゴールドパーツの宿命、年が経つとどうしてもくすんでしまいます。
ブリッジもこの通り
中古で購入後、ほとんど使っておらず
僕の修理の練習のためにお借りしました
ブリッジから弦が抜けてしまうらしく
症状を確認していきます。
インサートブロックを確認すると
ほとんど傷はなく
原因がサドル側だとわかりました
サドルの順番を書いて バラしていきます。
写真では写りませんが 確認すると
サドルの中に傷が無数にあったため 細いヤスリで整えていきます。
フロイド系のブリッジは1弦と6弦、2と5、3と4のサドルは同じものになっています
よくよく溝を確認すると1弦の溝に 巻弦の傷があり
1弦と6弦が入れ替わっていたのではないかと
再度確認
結果1と6、2と5が入れ替わっている傷があったため
位置を交換して
ついでにネジなどもブラシで磨き
バフでブリッジも磨いていきます。
ゴールドメッキは薄く、磨くとシルバーになってしまいますが
今回は許可をいただき磨くことになりました
写真はありませんが、ついでにペグ、ナットなど、その他金属パーツもバラして磨いておきます
続いてフレット!今回はすり合わせのみ行いますが
せっかくなので フレットのエッジも整えていきます!
当て木にヤスリをつけ、面をだし
細いヤスリで フレットの角を落としていきます。
続いて角ばった指板の角も落とします。
部分で塗装が剥げてしまうので オレンジオイルで保護します。
マスキングをしてすり合わせに入ります
今回はフレットに凹みがあります。
ヤスリが全ての面にあたったら
台形になったフレットの角を削り
ペーパー、バフで磨きをかけて完成です
各パーツの磨きも終え、セットアップに入りましたが
ここでピックアップの高さが調整できないことに気がつき
スポンジ板から高さ調整用のスポンジを切り出します。
細かいところをみるとペグにもバリがあるようなので
弦が切れないよう、ヤスリで角を落とします。
一通りの作業を終え完成しました