グレコ RB700の場合
今回のジャンクベースはこれ!
とにかくシールが凄いです
ペグは金色に見えますが 少し触ると取れるので
こういうサビのようです。
ロゴはグレコのミンコレ時期のシリアルと一致しますが
リッケンタイプは種類が多く
念のため神田商会に問い合わせたところ
80年代のRB700Bだそうです。
まずは一つ一つ分解して
シールを剥がしていきます。
電装系はこんな感じ
今回もガリが酷いので交換します
リッケンタイプのベースはボリュームポッドが250k
トーンポッドは500Kのようなので
それに合わせて国産ポッドで交換します
テスターで測ったところ コンデンサーとピックアップは無事なようなので
安心しました
さて、シールを剥がしたのですが
ピックガードは日焼けによるシール跡が酷く
諦めていたのですが
ハイターEXにつけて 紫外線を当てると黄ばみが取れると聞いて、早速やってみました
効果はてきめんでした
ボディーも汚れ取りという意味でもポリシャーで磨いておきます
ここでパーツを全て外したら工房での作業になります。
オリジナルのリッケンに忠実なのか、
分厚い塗装がおおっています。
これをある程度剥がさないと フレットを抜く食い切りの刃が入らないので
ドライヤーで温めながら、カッターで削いでいきます。
フレットを抜いたら 指板面のストレートを出すのですが
塗装が分厚すぎて 作業が進まなくなるので
先に刃物で塗装を剥いでおきます。
作業に集中しすぎて写真を撮り忘れていましたが
12フレットで隙間がない事を確認しましたので
フレットを打ち込んでいきます
打ち込んだ後 エッジを取ってすり合わせが終わったら
磨いていきます。
今回は指板に塗装せずに ローズ指板にオイルでフィニッシュします。
続いてナット....
購入時について来たナットは
良く見ると1弦〜2弦の幅が広く
4弦〜3弦の幅が狭くなってます
元々こうだったのか 誰かが交換したのかわかりませんが
幸い ナットの高さは十分あるので
牛骨とアロンを混ぜたもので埋めて 掘り直していきます。
後は自宅に帰り パーツのクリーニングとセットアップ
メッキの下地が錆びていますが
ある程度は光らせれます
ピックアップもホコリがひどいので磨きます
フロント
リア
ペグもピカピカに
完成!!!